コラム

【はしもとのあしあと】Vol.11 フリーランスになって実感していること。「決断」の話。

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こんにちは、はしもとです。
ゴールデンウィーク、みなさまいかが過ごされましたでしょうか。

私はといえば、ゴールデンウィーク3日目に夫の実家でこちらのコラムを書いております。
本来なら納めた上で帰省したかったのですが・・スケジュール管理、難しい。

さて、今年の2月に独立し、はや3ヶ月たちました。
光のように過ぎていった日々。振り返って、いま思うことを書いていきます。

できるか・できないか ではなく、やるのか・やらないのか

この3ヶ月を振り返って自分に起きた変化として、独立前と比べて「私にできるだろうか?」と不安になったり、迷う回数が格段に減りました。

そのお仕事が、今の自分にできるか・できないか ではなく、
そのお仕事を、自分はやるのか・やらないのか を決める。

自分が思うスキルレベルを前提に判断することが減り、「やる」と決めて、結果を作っていくという考え方に、変わってきたなと思います。

フリーランスになったことで、決断がしやすくなった

会社員の本業・イラストレーターの副業というダブルワークから、イラストレーター・ライターのみの1本に絞ったことで、つまりは収入源が減りました。

お仕事があることは、より一層貴重で、重要で、ありがたいものとなり、そういった意味で、ご依頼を受けるか・お断りするか、という選択肢は、あってないようなものです。

いまの私には、そのお仕事をできるか・できないかで選ぶ余地はありません。
そのため、やるか・やらないか、という視点で考えるようになりました。

やるなら、良いチャレンジの機会と思い、期待に応えられるようあれこれ考えて打ち返して、次にもどんどんつなげる!という意識で取り組む。
選ぶ余地はないといっても、スケジュールの兼ね合いなどで全てのご依頼をお受けすることが難しい場合もあり、その時は「なぜやらないのか」という理由を明確に持ってお断りする。

やる・やらないの判断、どんな言葉でご依頼くださった方とコミュニケーションを取るかは、私が職業人としてどう見られるかにもつながると思うので慎重になりますが、そこは訓練だと思っています。

いままで、本業中心の生活に支障が出ないようにしながら、副業の案件をこなしていけるのだろうか?という悩みが常にありました。体力や気力の消耗も大きいので、「かなり頑張らないと手に追えない」と感じることも多々・・・。

独立したことで、体力も気力もぶち込んで、邁進しやすくなりました。
あーきつい・・!と思うことはよくありますが、それに対して悩むことに、前ほど時間を使わなくなりました。
「自分で決めたことだしな」と納得もいく。
納得感がありながら進めることは、幸せなことだとも思っています。

決めたら迷わず進むことができた。というか、進むしかないから進んでいる。

独立したら、追い詰められて泣きながらかなぐり捨てないといけないものが出るのでは?と漠然と心配していましたが、今のところそういう場面はありません。笑
むしろ優先順位が明確になり、「いまはこれはいいや」と前向きに捨てるということを、スムーズにやれたりしています。

「決めてからがスタート」とよく聞きますが、こういうことなのかもしれないな、と思います。
もう前に進むしかない。
進むことでしか未来は作れないから、「やる」「できるように組み立ててみる」が前提。

”自分からやってみる”というのも、以前よりできるようになりました。
ちょっとしたことでもいいから提案してみるとか、わからなかったら思い切って先方に聞いてみるとか。
今までだったら、かなり勇気を出さないとできませんでした。

スキルなど「自分の持ち物」の少なさや、苦手なことを悲観することも少なくなりました。
「今の自分にはよく分からないからとりあえず調べてみよう」と、結構ライトな感覚で動くことができています。

悲観するだけでは何も生まれないし、消耗するのは時間がもったいない、モチベーションも減退するので推進力が無くなる。
良いことが無いので苦しまないようにしよう、と決めています。

決断ってつまり何なのか

「独立、よく決断したね」と声をかけていただくことがあります。
これは1つ言えると思うことは、やっていけるという100%の確証があったから独立を決めたわけでは、全くなかったということです。

さすがに、「やっていけるイメージわかない・・」という状況で独立するのは無理でしたが、「もしかしたらなんとかなるのかも?」と思えた段階で、独立を決めました。

どうするのが良いのか、ずっと迷ってきましたし、いまこうして書いていても、独立が正解だったかは不明です。でも振り返ってみると、本業・副業でダブルワークしようと決めたのも、タブルワークをやってきたのも、少しずつ実績を積み上げてきたのも、全部自分なのです。
これまでの自分のあしあとが、いまの私の背中を押してくれます。

なにが正解かはわからないけど、このやり方でやってみよう、と決める。
選んだのは自分で、それならば選んだ道を正解にするために動いてみる。

それが、決断なのかも?なんて、あっけらかんと思ったりしています。

 


<『はしもとのあしあと』”イラストレーターとしての活動” に関するこれまでのエントリー>

Vol.1 コミュニティに所属して活動することで自分の「強み」や「良さ」に気づけた話

Vol.3 イラストレーターになって早4ヶ月。活動してきてどうだった?を振り返ってみた

Vol.6 コラボで本を作った!制作過程や作ってみての気づき

Vol.7 イラストレーターになって8ヶ月。振り返りとこれからについて

Vol.9 私らしいイラストを自信を持って描けるようになるためには?

 

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