インタビュー

全力の紙芝居で笑顔を運ぶ!保育士紙芝居師ゴリラせんせい

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拍子木の合図で始まる紙芝居。

バナナのハッピとねじり鉢巻き。

彼の名前はゴリラせんせい

紙芝居のストーリーにアレンジを加え、公演中は会場を練り歩いて観客たちを一気に物語の世界に引き込んでいく。

そのダイナミックなパフォーマンスに、子どもも大人も最後まで釘付け。物語が終わる頃には会場中が笑顔でいっぱいになります。

伝統的なスタイルに捉われない新しい紙芝居「全力紙芝居」を演じるゴリラせんせいこと半田 拓也さんにインタビューしました。

半田 拓也さん 通称「ゴリラせんせい」

保育士紙芝居師。2018年8月より活動をスタートする。湘南エリアを拠点に、イベント、商業施設、保育施設等で「全力」の紙芝居や手遊びを演じる。幼少期は幼稚園が嫌いだったが、そんな自分をいつも楽しませてくれた当時の園長先生に憧れて保育者を志す。現在は保育士として働きながら紙芝居師の活動を行なっている。一児の父としても活躍中。

観客もおはなしの世界へ引き込む、会場参加型の全力紙芝居

神奈川県の湘南エリアを中心に活躍するゴリラせんせいこと半田さんは、保育士であり紙芝居師。週の半分を保育士として働きながら、残り半分は紙芝居師としてイベントや商業施設に足を運んでいます。

昔から絵を描くことが好きで、自作の紙芝居はなんと40作品を超えたのだとか。

2018年8月から本格的に紙芝居師としての活動を始め、順調にファンを集めながら1年が経ちました。

彼が貫き通す紙芝居へのこだわり。それは、常に全力であること。

「目の前にいる子どもたちが笑顔になるにはどうしたらいいかな?って考えて。ちゃんと演じよう、物語を正しく読もうって思うとその緊張が子どもたちにも伝わっちゃうんですよね。保育士をやってる経験からも知ってるんですけど、自分が楽しくないと、子どもたちも楽しくない。

僕の紙芝居は、絵も表情も芝居も全力。セリフを噛んじゃっても、声が枯れててもとにかく全力で演じています。そうしたら会場の子どもも大人もドッと笑って、その時間をみんなで一緒に楽しむ空気ができたんです」

子どもたちと掛け合いをし、反応を見ながらおはなしを進めていくスタイルは、保育士である半田さんならでは。

「おむすびころりん」でおむすびが転がれば、半田さんはおむすびを追いかけて会場中を走り回り、「おおきなかぶ」は子どもたちも呼んで一緒にかぶを引っこ抜く。

まるで、おはなしの世界に入ってしまったような臨場感を味わうことができるのです。

ゴリラせんせいの活動の原点。保育実習先で出会った子どもたち

半田さんの活動の原点は、学生時代の幼稚園実習で出会った子どもたちとのやりとりでした。

「昔から絵を描くことが好きで、保育実習先の幼稚園で自作の紙芝居を読んだんですよ。次の日、クラスの子どもたちが絵を描いていたので、何を描いているのか聞いてみたら『紙芝居!』って。『先生が紙芝居を描いていたから、描いてみたくなったんだ』って言うんです。それ聞いてすっごく嬉しくなっちゃって。

まだ学生で未熟だったけど、自分の紙芝居がきっかけになって子どもたちが好きなことを1つ見つけてくれた。紙芝居をやったことがこんな風に子どもの姿を変えていくなんて。この出来事は今でも忘れられないし、僕の活動の原点だと思ってます」

半田さんは学校を卒業して保育園で働き始めてからも、職場で自作の紙芝居を披露し園の子どもたちの人気を集めていました。

その後、保育士として経験を重ねるに連れて、「もっと全力で紙芝居をやってみたい。職場を飛び越えて、もっとたくさんの子どもたち、そして大人も楽しませたい」という気持ちを持つようになります。

「もっと全力で、たくさんの人を楽しませることができないかと考えていた時に『渋谷画劇団』というプロの紙芝居師と画劇絵師の団体があることを知り、7日間の勉強会に参加しました。そこで出会ったのは自分よりもさらに全力で紙芝居をやっている大人たちだったんです。まさに自分がやりたい紙芝居はこれだ!と確信したんです」

半田さんが自分の殻を破った瞬間でした。

こうしてゴリラせんせいの「全力紙芝居」がスタートしたのです。

わずか1年の間に、活躍の場は湘南エリア以外にも広がり、東京タワーや都内の有名ホテルで公演を行なう機会も。

「今も先輩たちと一緒にイベントに参加させてもらったりしています。先輩たちから学ぶと同時に、自分も負けていられない!という気持ちですね」

保育士と紙芝居師の素晴らしさを知ってもらうきっかけに

実は、観客を笑顔にする以外にも、この活動を通して叶えたいことがあるという半田さん。

「保育士と紙芝居師の仕事の価値を高めていけたらいいなと思っています。保育士の待遇が……って色々言われてますよね。僕も昔は文句ばかり言ってました。でも、文句を言ってても変わらないから自分で動かなきゃいけないって気づいて。保育士ってこんなに全力で子どもたちと関わることができる、子どもも大人も笑顔にすることができるって知ってほしいんです。紙芝居の仲間からも『さすが保育士!』って言ってもらえるように頑張っています。

それから、保育士だけでなく紙芝居師がちゃんとした職業として存在することをもっと社会に広めていきたい。ボランティアではなく、技術を持ったプロたちが演じる紙芝居があって、そこにお金を払う価値があることを多くの人に知ってもらえたら嬉しいですね。そして、紙芝居師たちが活躍できるステージをどんどん増やしていきたいと思います!」

目指すは世界!夢と笑顔を運びます

「人に夢を与える大人になりたいんです。僕自身はあんまりお手本にはならないかもしれないけど、こんなふうに全力でやってる楽しい大人がいるんだぞって知ってもらって、自分が好きなことに全力で取り組めるきっかけになったら嬉しいです。だから、紙芝居を演じている時間だけではなく、演じ終わった後のコミュニケーションも大切にしていきたいです。楽しかった気持ちを共有したり、お客さん同士の輪が広がるようにしたり。そんな時間もちゃんと作っていきたいです」

将来は息子さんを連れて、全国や世界で紙芝居を演じることが目標なのだとか。

力強いパフォーマンスで周囲を魅了するゴリラせんせいの活動は、まだ始まったばかり。

湘南から世界へ、彼の「全力」がどんなふうに広がっていくのか楽しみですね。

(取材・文/佐藤 愛美)

 

◆ゴリラせんせいのHP 

https://gorillasensei.themedia.jp/

◆ゴリラせんせいのインスタ

https://gorillasensei.themedia.jp/pages/2345221/instagram

 

ゴリラせんせいに紙芝居をやってほしい!という方は下記よりお問い合わせください。

https://gorillasensei.themedia.jp/pages/2345409/page_201810261148

保育施設、学校、病院、お祭りなどどんな場所にも笑顔を運びます!

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