梅雨ですね。このコラムが公開の時期にはさすがに明けてるかな…夏は体調管理にほぼ全てのリソースを割きかねないはしもとです。夏苦手なんです…
さて今回は、コロナの自粛期間で分かった、自分というリソースの配分方法について書いていきます!
大事なものはたくさんあるけれど
コロナの自粛期間を経て、今の私が、「家族との生活」を一番大事に考えていることが分かりました。
家族4人が何はともあれ元気で暮らせている。そのことに一番安心感を抱くし幸せを感じます。
更に、その幸せを感じるためには、「私個人の心身が健康であること」、これが非常に重要であることに気づきました。
これまで、「家族の中の私」と「個人としての私」は、完全に並行に時間を使っていて、相互に関連や影響しないものだと思っていました。
しかし自粛生活を送る中で、実は以下のような並びになっていると気がつきました。
図の中の3つは、私の中ではそれなりに優先順位もついており、同じ時間軸の中で相互に関連しながら進行しているのだと分かりました。
日々の生活で感じる「どうして今、こんな気持ちなんだろう」という引っかかりを手がかりに、こうかも?と考えていった結果、この並びに行き着来ました。内省って大事だなあと改めて感じます。
自分自身や家族との生活に時間や気持ちを使えること。
これが私自身の安心感につながり、仕事もスムーズに進みます。
優先順位が決まると、配分が決まってくる
何かをしたいと思った時、ずっとそれをし続けられるわけではありません。
1日はきっかり24時間。それがさらに朝昼晩という区分に分かれていますし、私の心身のキャパシティも、大して容量がありません。
私が使い方を決められるアイテムは限られていますが、優先順位がはっきりしていることで、有限なアイテムの適切な配分を決めることができます。
私の優先順位は、先ほどの図でいうと、下にいくほど高いです。
この優先順位をもとに、自分の「時間」と「心」の配分を決めています。家のことも仕事も好きですが、時間も心も基本余裕が無いし、どちらにも好きなだけ振り切ってやっていたら続きませんので、優先順位をもとに、その時々の最適なバランスを見つけていく…というイメージです。
人間、先ほどの図のようにハッキリきっかり分かれているわけでは無いと思います、実はもっと入り組んでいる気もします、相互に影響し合うとも思います。
自粛を経て、心の配分は随分変わりました。仕事に心配りしすぎると仕事のプレッシャーがやけに重くなってしまったり、家のことに心配りするのを忘れてしまうと、家・仕事どちらも、質を保つための時間が余計にかかります。どちらか一方に心配りするのではなく、要は両方のバランスをどう取っていくか、が肝心なのではないかと思うようになりました。
自粛中に良かった学びとして、自分が思っているほど人に気を気を使わなくても良いということです。例えば、1人で仕事をしている時にメール等でご連絡をいただいたとして、そちらに全身全霊を向けずとも必要事項を連絡すれば伝わります。そんなの当たり前じゃん!という感じですが、私にとっては難しい、かつ結構疲れを感じることだったので、もっとプライベートに生きていて良いんだなと気がつけたのも、優先順位がはっきりしてきたからだと思います。
周りに気を使うこと自体は悪いことではありませんが、おそらくこれまでの私はそのバランスを見誤っており、その結果、自分や家族の優先順位を下げてしまっていたんだなと、感じています。
優先順位は何かとひっくり返りやすい
自分の健康と家族との生活が1番大事、必ずそこに時間と心を割きたい。
そう思っても、体調や仕事など様々なタイミングの関係で、うまくいかないことがあります。もう、かなり頻繁にあります…。
そうすると、自分が見込んでいた「時間と心の配分バランス」が崩れる訳ですが、そこから、「ここが良し」と思えるバランスに再度持ち直すまでに、私は時間がかかる人間です。「ここが良し」が、つまりどんな状態だったのかを、忘れてしまうことすらあります。
おそらく私は目の前のことに気を取られがちで、本来大事にしたいことを自身で守ることが、あまり得意ではないのだと思います。目の前がこうなのに、今これをやってる場合では無いでしょ!と、焦ってしまい、バランスを崩すのではないかなと…。
これまでは、そんな自分にひどく落胆していましたが、自分で自分を傷つけても得が無いし悲しくなるだけということをよくよく実感してきたので、最近は自分に落胆するのをやめて、反省しつつも、楽しいと思うことや良かったことに心を向けるようにしたり、考えすぎずにサクッと結論を出して手を動かすようにしています。その分、良いバランスだと思える状態への回復も早くなったように思います。