コラム

【はしもとのあしあと】Vol.15 頼れそう・話せそうな関係が家族以外にあると思えるだけで、日々が楽になる話。

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9月になりましたね。
夏の終わり、このタイミングで5歳の娘がインフルエンザに罹りました。
発熱から2日目、解熱し元気になってきてよかったのですが、あと3日登園できない状況の中、すでにヒマそーな本人。
お母さんコールも多い状況で、そんな中こちらのコラムを書いております。果たして書き上がるのか。さて、参ります。

今回のコラムは、娘の発熱中に夫と「大人2人って人手が足りないね」と会話したのですが、そこで思ったことを書いていきます。

核家族、何かと生活を詰みがち

我が家は、大人が私と夫の2人、そして5歳・2歳の保育園児という4人暮らし。
私と夫の実家は福島、互いの両親は健在で仕事もしており、そこまで遠方でもないけど、常に家族について情報共有しながら生活している、というわけでもないです。

となると、普段の家事や仕事といった、家のことを回せる人は私と夫の2人だけ。
2人でやれる分で無理なく!」というのは基本ですが、それでも生活していて「きついな」と思う場面は結構あります。

例えば、子どもが風邪をひき、「仕事どうする?どっちが休む?」という相談。

初日はまだいいのですが、熱が上がったり下がったり安定せず休みが長引いてる時、
「誰がいつまで休むんだっけ・・?」
「めっちゃ元気なんだけど、登園NGで、あらら仕事の締め切りが押している、ような・・??
となってきます。

病児保育にお願いしたり、互いに休みを調整したり、アレコレ対応しながらいつの間にか通常運用に戻っていますが、渦中で綺麗にスッキリ状況を打破できるというのは、なかなかありません。

「ああいつまで家の中に缶詰なのかな・・」なんて白目を剥いて、その都度、「もう少し子どもが大きくなれば楽になるかな」と思ってきましたが、核家族生活も5年目を迎え、楽になる時期はまだ遠いかなという見通しが立ってきたところです。
小学生になったり、成長の都度、大人2人の事情など、また違う側面から、詰みそうになる状況は無くならないんだろうなと感じています。

実家に行くと急に楽になる

お盆やお正月、実家に行くと急に楽に感じるのは、人手があるからです。

家事をする、子どもと遊ぶ、これらを分担し、同時並行もできたりするからそれぞれの質が上がったりもします。
それで両親祖父母も嬉しそうだから、満足度も高い。

だからといって、両親と住むことが正解ではないんですけどね。
上の娘が生まれたとき、横浜勤務だった夫が福島から新幹線通勤することも考えましたが、やはりキツイだろうという判断でやめました。
それに、核家族だから楽なことだって多々あると思います。全てを得られるわけではないですね。

生活は、無理があると長続きしない

「自分ががんばればいい」「なんとかなるでしょ!」だけだと、なかなか難しいのが毎日の生活。
地道だけど省くことは難しいし、でも1つひとつにパワーを割き続けるのは難しい。がんばらなくとも運用していけるような、そんな最低限の形で生活を回していけるのが理想かなと思います。

昔、食器を洗うのが嫌すぎて毎食割り箸と紙皿と紙コップを使っている人がいて、いや洗えよ!と思っていましたが、いまなら気持ちはわかります。

自分にとって食器を洗う行為がどれだけ嫌か、嫌なことを続けることでどれだけ日々のパフォーマンスを落とすか、他人には分からない、本人が考えた結果なんだと思います。良し悪しは別として、考え方は分かる。
何をもって「丁寧な暮らし」となるのか、人によって、家族によって違う。

核家族に限ったことではないですが、「家族」という単位だけで家のものごとを解決しようとするのは無理があると思っています。

なお私も夫も、夏の暑さが苦手なので、夏は詰みがち。
朝起きた時点ですでに疲れているし、もう家を出ないといけない時間に子どもたちのチャンネル争いがスタートしたり、そうした些細なことでのイライラ度数が半端ない。
そんなことでイライラしても仕方ないことは分かっているんですが、暑いだけですでにイライラしているので沸点が低くなる。

季節の移ろいという日本のやんごとなき事情で、橋本家の生活はいとも簡単に詰んでゆくのです・・

いざという時に頼れる人がいるという安心感

頼れる人手を増やしたいと思って地域活動をやり始めたわけではないですが、子どもが保育園に通いだしたり、さまざまな地域活動を通して、いま住んでいる地域で知り合いは増えました。

そうした知り合いに、頼ってもいいし、頼らなくてもいい自由がある上で、いざという時に声をあげられるという状況があるだけで、大人2人で今後もがんばっていかなくては・・という負担感や閉塞感はやわらいでいます。

住む場所を変えるとか、そこまで生活にインパクトがあることを繰り返すのが解決策か?と言われると、来年どうなっているかなんてわからないし、そうでもないはずです。だから、低空飛行でいいので、4人の生活を少しでも気持ちよく過ごせたらいいと思っています。

 

・・・よし、なんとか書き上がった!笑

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