現役パティシエのようすけさんは、この業界に入って13年目。
製菓学校卒業後、ホテルでスイーツを作る仕事につきました。
婚礼用のデザートや企業とのコラボスイーツなど華やかなお菓子を作り続けていきながら、彼はこんなふうに考えるようになりました。
「お菓子作りの引き出しは、パティシエだけが独占すべきじゃない。もっと家庭でも楽しめたらいいのに。パティシエの作るスイーツって敷居が高いイメージがあるけれど、実はそんなことはなくて。コツが分かれば誰でも手軽にできるんですよ。プロの技を出し惜しみしないで一般の人にも伝えたい。例えば、小さなお子さんのいるママさんたちにも楽しんでほしいんです」
ようすけさんが新たに考えているのは、親子向けのスイーツ作り体験の企画。
一体どのような取り組みを考えているのでしょうか。お話を伺ってみました。
ようすけ
パティシエ歴13年。製菓学校卒業後にホテルに勤務。以降、様々なスイーツを作ってきた。企画からレシピ作り、調理まで一連の流れを担当し現在は後輩たちの育成にも携わる。特にマジパン作りが得意で、ウェディングケーキのマジパンは新郎新婦たちにも好評。
プロが出し惜しみしていた引き出しをオープンにしたい!
「パティシエが作るお菓子が家庭では作れないというイメージが広まっているのは、スイーツ業界にも問題があると思うんです。パティシエの技術はパティシエのもの。プロ用の製菓材料は家庭では使用しない。そういった門外不出の掟のようなものが昔からあって。僕は業界に入って経験を積むにつれて、『それっておかしくないかな?』って疑問に思ったんです。プロが作るようなスイーツって、少しのコツと材料さえ手に入れば誰でもできるようになると思うんです」
プロ用の製菓材料は家庭用に流通していないのが現状なのだとか。
現在は業務用の大きなサイズで売られているフルーツピューレやグレナデンシロップを家庭で使い切るサイズにして販売していくことも、視野に入れていると展望を語るようすけさん。
「プロ用の製菓材料があれば、デコレーションの幅も広がります。デコレーションはスイーツ作りの中でも一番楽しい部分です。綺麗にソースを敷いたり生クリームを絞ったりするのは一見難しいようにも感じますが、コツを覚えたら意外と簡単にできるんですよ」
パティシエアドバイスのもと、クレープを作りに挑戦!
製作:Kurumi株式会社
お菓子作り素人のKanokoの編集長が、ようすけさんに教わりながらクレープ作りに挑戦してみました。
生地の焼き方、生クリームの泡だて方など基本的なところにもプロならではのコツが。
デコレーションは同じ材料を使って何パターンものアイデアがあるので驚きました!
詳しくは動画をご覧ください。
意外と手軽にマスターできるプロのワザ。覚えると楽しい!
ようすけさんにアドバイスをもらいながらクレープ作りを行ったところ、生地の焼き加減も丁度よく、美味しいクレープが完成しました。
そして何より、デコレーションをマスターすると楽しい!材料の並べ方やクリームの絞り方なども細かくレクチャーしてもらい、プロの仕様に近いものができたのでは……?と思わず自画自賛したくなります(笑)。
プロのパティシエに教わりながらお菓子作りをする体験、せっかくなので多くの方にも楽しんでいただきたいと思い、親子で参加できるイベントを開催することにしました!
★親子で体験できるイベントを開催します★
「現役パティシエ直伝!子どもも大人も楽しめるクレープデコレーションの会」
ようすけさんが講師を務める本格的な親子クッキング。第一回目となる今回は、クレープのデコレーションのテクニックを伝授します!
プロが使う材料や器具を使って、クレープのデコレーションに挑戦。ちょっと特別なクッキングを体験できます。
お菓子作りに慣れていない方でも、丁寧にレクチャーするのでご安心ください。ちょっとしたお菓子作りの疑問があれば、その場で質問も大歓迎です。
完成したクレープはその場で召し上がっていただけます。もちろん、写真撮影もOKです♪
■日時
6月21日(金)15時〜18時
■会場
レンタルスペースsponge(東京都北区滝野川7丁目6−10 板橋駅前桜ビル101)
※板橋駅徒歩2分 https://sponge-room.com/
アクセス良好な会場です
■会費
・大人1人につき:1,500円・お子様1人につき:500円
■定員
親子20組
主催:Kanoko
協賛:Kurumi株式会社
イベントの詳細ご確認&お申し込みは下記のいずれかよりお願いいたします。
Facebook 申込 Peatix 申込 Googleフォーム 申込お菓子作りの楽しさを伝えるための仕掛け作り
「パティシエの世界は完璧な形や味を追い求める世界です。でも本当はお菓子作りに正解なんてないと思うんです。スイーツづくりが楽しい体験であるという原点に立ち返り、その気持ちをたくさんの人にも伝えていきたいと思っています。特に、未来のあるお子さんたちには色々な体験をしてほしい。パティシエが使う材料を使ってみたり、自分で材料を選んでみたり。その楽しさを教えるための仕掛け作りを考えていきたいです」
6月のイベントを皮切りに、ようすけさんは親子向けのスイーツ作り体験を続けていく予定です。