コラム

里親/養子縁組制度とは?里親ブロガーが伝える新しい家族のカタチについて

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satooyatoha

皆様こんにちは!
今回kanokoで里親制度について連載記事を担当させて頂くことになりました、ティムコと申します。

私は現在、里親として赤ちゃんを育てている新米里親です。
里親や養子縁組のような家族のカタチを世の中に発信させるべく里親ブロガー/ライターとして記事を書いております。

皆さんは里親ってどんな制度かご存知ですか?
里親とは、様々な事情で生みの親のもとで生活することが出来ない子ども達に対して、家庭の中で養育をする制度です。

 

私はこのkanokoで連載させて頂く記事の中で、これまで里親制度についてご存じなかった方に、
「こんな家族のカタチもあるんだな」と知って頂きたいと思います。

今回は第1回目として、まずは「里親制度って何?」というところから紹介させて頂きます。

里親制度とは?

みなさんは「里親」と聞いてどんな想像をしますか?

日本では残念ながらまだ一般的な制度ではないため、言葉だけは知っていても具体的にどんな制度なのか知っている方は少ないと思います。

日本はこれまで「血縁」を重視してきたこともあり、血の繋がりが無い家族のカタチである「里親」について欧米諸国と比べて認知度がまだまだ低いのです。

里親を行なっている側も、「うちは里親で育ててるんだ」と世間に言っている方はまだ少数派・・・・
私も、一部の方にしか「うちの子は里子なんだ」と言っていません。


さて、里親制度とは具体的にはどんな風に定義されているものでしょうか?
厚生労働省のHPでは以下のように記載があります。

里親制度は、さまざまな事情で家族と暮らせない子どもを、自分の家庭に迎え入れ、温かい愛情と正しい理解を持って養育する制度です。

里親を行なう上で絶対に忘れてはならないことがあります。
里親制度は「子どもの福祉のためにある制度」であるということです。

決して、子どもが授からなかった夫婦のために存在している制度ではないということは知っておいてください。

里親は養子とは違うの?

里親と養子縁組って、「子どもを家庭で育てる」という事では一緒のため間違えられるんですが、実は制度としては全く別モノなんです。

実際に里親をやっていて子どもを家庭に迎えたからと行って、それは養子ではないんですよね。

少し法律的な話ですが・・・

養子縁組は「民法」で定められており、里親は「児童福祉法」で定められてます。
※養子縁組も2つに分かれており、「普通養子縁組」と「特別養子縁組」に分かれます。

 

一方で里親は子どもと法的な親権はありません。
法律的には、里親は生みの親が育てられることができるまで代わりに養育するという制度です。
そのため親権は、あくまで生みの親が持っていることになります。
※里親も養育する子どもの事情によって「養育里親」「専門里親」「養子縁組里親」「親族里親」に分かれます。

 

このように里親と養子縁組は制度上は別ですが、実態としては切っても切り離せないものなんですよ。
この養子縁組と里親の種類については、また次の連載で詳しく紹介していきますね。

 

増え続ける児童虐待

最近はTVやネットで取り上げられることも増えてきた「里親」という制度。

それではなぜ今、里親制度が重要なのでしょうか?
それは、やはり「児童虐待」によって生みの親のもとで育てられない子どもが増えてきているからです。

現在、日本には4万5千人もの子ども達が家庭で養育されずに乳児院や養護施設などで育っています。
乳児院や養護施設では、絶対的に子どもの数に対して職員の数は足りません。
職員さんだってシフトに寄る交代制や転勤などがあるため、どうしても特定の一人に対してお世話をするというは難しいでしょう。

子どもは赤ちゃんのうちから特定の大人に愛されることで、心身ともに成長していきます。

もし、特定の大人からしっかりと愛情を受けずに育った場合どうなるか?

将来的に特定の人と関係が結べなかったり、自分に自信が持てなくなります。

その結果、問題行動を起こすなどの「愛着障害」となり、子どもに大きな悪影響を及ぼしかねません。

 

国も重要視している里親制度

そこで、重要になってくるのが「里親」という存在です。

「家庭」という特定の大人にずっと見守られる環境を、社会的養護が必要な子ども達に提供すること。
子どもが安心して甘えられる環境があること。

これが、里親が現在注目され、重用視されている理由です。

実際に今、里親に委託されている子どもは、社会的養護が必要な子どもの数の20%に満たないです。
その現状に対して、国は2017年に「7年以内に社会的養護が必要な子どもの里親への委託率を75%にあげる」との目標を掲げました。

非常に厳しい数字かもしれませんが、今後様々な改革がされていくと思います。
私としても是非注目していきたいですね。

まとめ

里親制度について簡単ですが紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
このようなカタチで、里親制度や実際に里親として子どもを育てる生活についても紹介したいと思います。

この連載を通して、皆さんが里親制度について知って頂いたり、興味を持って頂きましたら幸いです。

私が運営する「おうちにかえろう」というブログサイトでは、里親のことや、父親視点の育児について記事を書いています。より詳しく知りたい方は、ぜひこちらもご覧ください。

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