コラム

【はしもとのあしあと】vol.28 いつまでがんばればいいの?と思った時にやっていることの話

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もう11月ですね!今年は季節感が持てないままあっという間に過ぎてしまいました。
さて今回は、定期的にやってくる「がんばることに疲れた」という気持ちへの個人的な対処方法を見つけたので、そちらについて書いていきます。

「いつまでやればいいの?」という絶望

やりたいこと、やらねばならないことは、日々多いです。
子育て、家事、仕事、などなどなど。

体力やメンタルを調整しながら活動していますが、毎日自己管理し続けることに疲れてしまうことがあります。
特に晩夏や初秋。

外気温が暑かったり寒かったりすると、生活しているだけで疲れるので、自己管理に気を遣います。
自分で自分を大切にすることをおろそかにしがちな私にとって、自己管理への気遣いはまだまだ手がかかる事項。管理していればスムーズに生活できることを考えれば、手をかけた分の効果は出るので良いはずなのですが、時たま、自己管理すること自体に疲れてしまう時があります。

おそらく、自己管理への力の入れ方を、間違えているのです。
私にとっての自己管理とは何かを考える前に、理想の自己管理を実現しようと躍起になる、そんな感じかなと。
(言葉にすると謎が多いですね…理想の自己管理って何だろう 笑)

私は小さい頃から、「がんばって努力して成長するぞ、特別な才能はないからがんばらないと良質な大人になれないぞ」とか、「怠けがちで雑な性格だから、がんばらないと他の人と同じようにはなれないぞ」と思ってきました。がんばること自体を、自己肯定する要素にしてしまっているのですよね。がんばった先に何を達成するのか、それを考えずに、がんばることだけに必死になってしまいます。

それで時たま、「いつまでがんばればいいんだろう…」と絶望してしまいます。

いつまでがんばるの?
いつまでやればいいの?
どうなったら正解なの?
がんばらないとダメなのか?
成長しないことは悪なのか?
そもそも成長ってなんだ…
ていうか疲れた…

こんな感じで、ぐるぐる。

自分で読んでいても、特に最後の破綻ぶりがなかなかすごい…。
「わかったからとりあえず休もうね」と、自分に声をかけたくなりますね 笑。

子育ても家事も仕事も自己管理も、ひいては生きることも、全て自分のためにやっています。誰のためにやっているわけでもない。それは重々わかっているけれど、なんだかうまくできなくて、つらいなあと思う時があります。

いつまでがんばればいいの?と思うときは大抵、もうがんばれない状態のとき

いつまでがんばればいいの?と思う時は、一旦休憩するサインであると、最近気がつきました。

「私にとっての休憩とは何か」「今のこの状態をどんな方向に持っていこうとすれば私は回復できるのか」という自分なりのルールも、もうがんばりたくない…の沼にハマるたびに少しずつ見つけ、実践することで、沼から出てくるのが早くなりました。

・夜はよく寝る
・体重を落とさない・増やさないに気をつけながら、しっかり食べる
・暑いのが苦手なので、夏~初秋はがんばらない(他の季節に比べて体ががんばっているので、これ以上を目指さない)
・より良くあろうと思いすぎない(より良くあれない自分にNGを出してしまうので、そもそも目指さない)
・頭で考えててもうまくいかないので、とりあえず外に出て体を動かしたり、手を動かす

考え込んでしまう時の魔法の言葉

こうしてルールを決めて、今度こそ大丈夫だ!と思って進み始めても、やはり何かしらの壁が出てくるんですよね。年齢を重ねることもそうだし、季節、ライフステージ、いろいろの要因で、壁はいくらでもあるものです。

つまり、「こうすれば良い」という答えはある程度見つかっても、永遠に適用できる答えなんて無いのだと思います。

何度改善しても根本的に改善されない。なんだか結局私はダメだなあと思うこともありましたが、最近は「これ多分、大なり小なり一生続く。つまり1回1回の壁にとらわれすぎても仕方ない」と気がつきました。

友人や夫が、「まあいっか」「誰も悪くない」「そういう時もある」という言葉を教えてくれました。がんばれないことにとらわれて沈みそうになる時はこの言葉をつぶやくことにしていますが、良い感じに緩みます。

「あなたは考えすぎだよ」「それは厳しくとらえすぎだよ」と言われることが多かったのですが、考えないと今度は雑になりすぎる極端な性格です。「考えすぎないって何?どうしたらいい?」と思っていましたが、「そんな時もある、ちゃんちゃん♪」でひとまず区切りをつけるという、ゆるゆるさも結構、いやかなり大事だなと感じています。

この世で一番難しいものは自分で、でも、この世でたったひとつ変えられるものも自分。不完全すぎて、この先も完全にはならずに一生を終えるであろう自分ですが、一度きりの人生ですし、できるだけ愛して生きていきたいです。

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